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拡大された世界

タイトルが妙に大袈裟だが、私の机の上には、いつも小さなルーペがある。

印刷の立会いに行くと、網点の具合や版ズレをチェックするのに使うのだが、日常のなかでも結構使う。
印刷物の色味と網点の感じを確認したくなったり、身近にあるものを何となく拡大して見たくなる。

見ると、普通に肉眼で見ていたものとは、「違うもの」が見えてくる。
微細な細部が見えるので、視覚的情報量が違うのだ。
そこには、小さな新鮮な驚きがある。
大まかな光と陰影と、色合いで見ていたものが、光の中にも陰があり、陰影の中に細かな輝きがあったり、
一色だと感じていた色の中に無数の色を見ることができる。

「拡大」という眼差しが、既にそこにありながら、見えていなかった世界を見せてくれる。

慣れると、見る前に、見えるものが予想できるようになるが、
予想を裏切られることもある。
だから、いつも期待し、新鮮に感じるのだろう。


これは物質的な関係性だけではなく、
人間の心の関係性にも、同じ要素があると思う。

本当に腹を割って話し、心を開き、開いた心を見つめれば、
殆どの人は、独自の人生の路程があって、特有の輝きと美しさをもっている。

人間が分かりあうことは難しいことだが、
よく知ろうとする努力、理解を示し、尊重すること、
そしてすべてを理解することはできない、という謙虚な姿勢が必要なのだろう。


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私が愛用しているのは、

PEAK LUPE 10x

極めてシンプルな絶妙なサイズの円柱形に、ロゴが格好いい。
紙面に置くことで、ピタッとピントが合うのが最高に気持ちいい。
Packageの箱もいかにも写真用品という感じで、いい。

PEAK ピーク・ルーペ 10倍 1961 東海産業 高倍率ルーペ

# by urform | 2010-08-21 00:30 | design

仕事、デザイン

人は誰でも、日常の生活の中で、様々な工夫をし、
他者との関係において言葉を選び、コミュニケーションをとり、
物事の優先順位を決め、予定と行動のスケジューリング、言わば
時間と空間のレイアウト、デザインを絶え間なくしている。

社会の中で「デザイン」を職業としていることは、
表層の綺麗事、それだけに従事することではなく、
人々を代表して、日常を深化、思考し、生活を良くする、
社会的、道義的な責任がある。

その責任は、喜びであり、苦しみであり、
選択であり、定めである。

至誠をもって仕事に臨み、高く、広く、そして深く、
美をもって社会に奉仕、尽力したい。


# by urform | 2010-08-20 19:05 | think

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